2016/08/03 11:16

私たちがインドへ訪れたのはつい先月のこと。今年のインドは日本でもニュースになったほどの猛猛暑!!!
舗装道路のアスファルトが溶けて靴が脱げてしまった!なんていう光景がニュースで流れていたのが、出発の一週間ほど前だった。

でもまあ、もうそろそろモンスーンの来る季節だから、ちっとは涼しくなるだろう…なんて甘い考えだった・・・。
空港の外へ出た瞬間からもう直射日光ガンガン!
どすっぴんのやる気ないアラフォー女子の素肌を直撃っっ

いやあ、まいったなこりゃあ…帽子すら持ってこなかったよ

街へ行ってすぐに購入したのは、インドの十八番、ショール。  いわゆる、ストールです。
このショール。屋外では頭から巻いて直射日光を避けるのに使い、「やったねセルフ日陰!」と喜び、
冷房の効いたレストランやホテル内では体に巻き付けて「あたたかいやないか~い」とほっとする。

女性はもちろん、おしゃれな男性なら必ず持っていますよね。
そんなお役立ちインドのショール。
色も柄も素材もとっても豊富なインドですが、私のおススメは 綿 と 絹 。

                         羽Hanei おススメ絹ショール 
                        

インド綿はとっても有名ですけども。 実は 絹(シルク)の生産も盛んで、中国に次ぐシルクの主産国なんです
シルクは高い、デリケートで手間がいる。
というご意見もあり、事実そうなのですが。。。そんなネガティブ面も跳ね除けるくらい素晴らしい素材でもあります。

「絹ーシルクー」という素材
シルクは、蚕の繭から作る繊維です
蚕は幼虫から成虫になる時に繭を作り、その中で過ごします。
繭(まゆ)は外敵から守る殻のようなものです。
その特性は、中は乾燥しすぎず、湿気を外へ出し、温度を保ち
紫外線から守ります。その繭を利用して作られた繊維がシルク。
 
シルクは人の髪の毛とほぼ同じ成分で出来ているので、
シルク100%の繊維は燃やすと髪の毛を燃やした時と似た臭
いがします。燃えカスは黒い球状になり、押すとパラパラと粉
になります。

天然繊維です。静電気を起こしにくく埃をよせつけません。
吸湿性、放湿性に優れているので余分な水分を放湿してくれる
ので夏は涼しく、また、シルクの繊維の間には、細かな気泡が
あり、その断熱効果により保温性にも優れているので冬は温か
いのです。

シルクはとても肌に優しい繊維でもあります。肌を清潔に保ち
細菌の繁殖を抑えます。皮膚細胞の活性化を促進し、素肌が潤
う効果があるとも言われています。

そして、シルク自身が紫外線を吸収し、内部を紫外線から守る
働きをしてくれるので、紫外線の強い夏には最適ですよね。

    シルク製品の取り扱いのお願い

洗濯機でのお洗濯はシルク繊維を痛めてしまいます。
クリーニング屋さんで、専門的なケアをしていただく事をお勧めします。
もしお家で洗う場合には、単独でお洗濯ネットに入れて手で押し洗いをし、
干すときは手で形を整え風通しの良い日陰に干してください。

紫外線を吸収する素材ですので、長時間、日光干しをすると黄変します。
お手入れにはやはり気を遣う素材です。